子どもに伝わる叱り方って?「どうしたの?」と寄り添う気持ちから
子育ての中で子どもを叱るのは毎日のこと。
けれどこんな叱り方でいいの?もっと伝わる言い方はないかな?と悩むこともあるのではないでしょうか。
子どもと良い関係を築きながらも伝わる叱り方について考えてみましょう。
〇そもそも叱るってどういう意味があるの?
子どもを叱ることにはどんな意味があるのでしょう。
●いけない行動や言動を教える
●社会のルールや人に対する関わり方を教える
●危険なことを知らせ、教える
このようなことが主だと思います。
子どもは人として未完成な存在です。一度伝えただけでその行動を改善することは難しいでしょう。
また、大人が感情的に怒ることで、せっかく伝えたいことも「怒られた」という恐怖感や悲しみだけが伝わり、真意が伝わらないこともあります。
何度も繰り返し言って聞かせて、身につけるようにしていきたいですね。
〇「どうしたの?」は魔法の言葉
それでは、子どもに伝わりやすい叱り方とはどのような言い方なのでしょうか。
まずは「どうしたの?」と子どもに事情を聞くようにします。そうすることで大人も感情的に叱り飛ばすことなく一呼吸おけるはずです。
また、子どもも頭ごなしに怒られるよりも自分の行動や言動を顧みたり、理由を説明しようという気持ちになるでしょう。
「どうしたの?」は、双方がワンクッションおける魔法の言葉。
そして事情をしっかりと最後まで聞いてから「そうだったんだね。」「そんな風にしたらママは悲しいな」「こうしてくれると嬉しいのだけれど」と、主観を入れて伝えます。
このような言葉は子どもの心にダイレクトに伝わりやすい言葉です。
逆に「なにやってるの?」「また?」「いい加減にしてよ」は、お互いにイライラが募り解決が遠ざかる言葉です。
こうした言葉はなるべく避け、子どもが心から大人の言葉を受け入れる準備ができるよう心がけましょう。
〇時には感情的になってもOK
「どうしたの?」が不要のときもありますね。危険が伴うためすぐさまその行動を止めなければならない時です。
そんな時は多少強い言葉で言ったり「危ないんだよ?」と伝えても大丈夫。
真剣な場面ではときに効果的です。
日常的に強い言い方をしていれば、危険を伴う時も伝わりにくいものです。使い分けていきましょう。
〇まとめ
子どもを叱る時、効果的な言い方や大人の心構えをご紹介しました。
何度も繰り返す時、言ってもやめない時は思わずイライラして感情的な言葉を言ってしまいがちですね。
けれど叱ることで子どもに何かを伝えたい、躾をしたい、と親なら誰しもが思うはず。
子どもが聞き入れやすい言葉をかけ、しっかり伝わるようにしていきましょう。