子どもの失敗は、責任感を育てるチャンス

子どもは失敗しながら成長していくものと頭では分かっていても、つい叱ってしまうこともありますよね。

例えば、子どもが食事中にお茶をこぼしてしまったとき、

 

「なんでこぼしたの!気をつけなさい!」

と叱ることもあるのではないでしょうか?

 

しかし、子どもが失敗したときは、子どもの責任感を育てるチャンスなのです。

こぼれてしまったお茶をママが後始末するのではなく、子どもに布巾を渡し、自分で拭いてもらうのです。

3歳頃は一緒に拭くなど手助けが必要ですが、5歳頃になると一人で後始末ができるようになります。

 

自分で後始末をすることにより

 

こぼしたら拭くのが大変だから、コップは手から離れた位置に置いておこう

 

などと子どもは自分で考えるようになります。

 

このように「自分の失敗は自分で責任を取る」という環境を作ることで、子供の責任感は育まれていくのです。

責任の取り方を知らないと「ママがこんなところにお茶を置くからこぼれたんだ!」と人のせいにしてしまうことがあります。

まずは「一緒に拭こう」と誘い、必要に応じて手を差し伸べながら責任を取る練習をしていきましょう。

 

このときのポイントは「叱らないこと」。

罰として拭かせるのではなく、対処法を教えてあげるのです。

失敗した時こそチャンスと捉え、子どもの成長を温かく見守っていけたらいいですね。