【こどもの発育】Let’s いないいないばあ!!生後6ヶ月~11ヶ月頃に見られる「物の永続性」ってなに?

日に日に、成長する我が子。

親が話しかければ、喃語で答え、寝返りをうち、首をもたげる。座位がとれるようになり、いろんなものに興味をもつ。

 

とても、嬉しいですよね。

 

 

今日は、そんな時期に見られる「物の永続性」についてお話ししたいと思います。

 

子どもの成長において、少し知識があると子育てが豊かに楽しくなりますので、皆さん最後までお付き合いくださいね。

 

 

 

【物の永続性】

皆さんは「物の(対象の)永続性」という言葉をご存じでしょうか?

物の永続性とは、【目の前から対象物(人)が見えなくなっても、そこに存在し続ける認識】のことです。

 

 

簡単な例を出すと、

 

①ママが隣の部屋に行く

②目の前から消えた。でも、そこの部屋にいるだろう。

 

このような理解のことを、物の永続性の理解といいます。

 

 

これは、おもちゃに対しても同じで、目の前でおもちゃを布で隠されても、すぐに布をよけておもちゃを探し出そうとします。

この様子は、生後6ヶ月~11ヶ月頃から見られるようになり、心理学者ピアジェが出した発達段階理論の1つです。

 

目の前から消えたけど、そこにある。

 

この時期は、1つ1つの因果関係を結び付け、様々なことを覚えていきます。

いわゆる、「賢く」なっていく大事な時期なのです。

 

 

 

また、物の永続性を獲得した赤ちゃんの最大の武器は、「いないいないばあ」にもあります。

 

 

手で隠されても、顔はそこにあると理解しているため遊びを楽しめるのです。

 

手で隠された

でも顔はそこにあるぞ

次はどんな顔が出てくるのかな?

 

このように、期待感をもてるようになる、「次」を見通す賢さを育てられる遊びなのです。

 

 

是非、ご家庭でたくさん遊んであげてください!!

 

 

 

今日は「物の永続性」のお話をしました。

 

このように、発達段階の知識をもっておくと、様々な遊びなどがより深く、楽しくなります。

ただ、1番大切なことは知識よりも、あくまで目の前にいる子ども達です。

 

一緒に過ごす時間を大切に、たくさん遊んであげて下さい